
やよい会会長 宮久保渡
昭和23年 東京都立向丘高等学校は、大正7年創立の前身学校を経た本郷女子商業学校と昭和10年創立の前身学校を経た向丘高等女学校が、統合して、東京都立向丘本郷新制高等学校として開校、併せて定時制課程が設置されました。
昭和25年 東京都立向丘高等学校と校名変更し、それ以来60年以上の歴史を歩みながら、今日に至りました。
その間、(自主 誠実 明朗)の校訓のもと、男女共学校として、1万8千人を超える同窓生を世に送り出してきました。(定時制は除く)
卒業生はすべて同窓会に参加し、それぞれ社会・地域の発展に貢献をしてきました。
本校の同窓会は、年1回の全体の同窓会、それぞれの期の同期会、各地域の全国大会を開催し、交流と親睦を深めてきました。
また、在校生の応援団として、様々な補助活動をしてきております。昨年度は、在校生にたいするOBからの講座(学校と共催)、文化祭への参加、先生・PTAとの交流などを行っています。
本校の同窓生は、向丘で学んだ事、クラブ活動などで培った友情を大切にし、向丘生であったことに喜びを持って参加しております。これからも向丘高校と同窓会への皆様方の変わらぬご支援とご鞭撻をお願いし、ご挨拶とさせて頂きます。
校長 神能 精一
ひとつの学校の卒業生の集まりを「同窓会」というのは、最近では卒業式等でも歌われなくなった彼の『蛍の光』の「窓(の雪)」からきているのでしょう。
「窓」という言葉には比ゆ的に、外と内をつなぐもの、(外部に開いている)接触の手段という意味があります。
学校にはその学校独特の「風土」というものがあると思います。同じ時期に、同じ空気の中で過ごした人たちの集まりである同「窓」会は、同期という横の絆や同窓という縦の絆としてその風土を懐かしむだけではなく、現在の母校の外と内を繋ぐ「絆」であることを期待します。
今回、ホームページというコンピュータ上のウインドウが開かれたことを祝します。